本殿外観

髙岡神社の本殿には5体の神様がお祀りされています。
何百年も前のことですが、本殿が火事に遭って焼失したことがありました。
その時、とある女の方が、神様を助け出してくださいました。神様は、御礼に「これからは女性の守り神になりましょう」とおっしゃったそうです。それから、髙岡神社は「女性の守り神」として、安産や子授かりなどの女性にご利益のある神社となり、現在に至っています。

本殿の屋根の下、壁、床、柱といった細部にぜひ注目してください。
当時の匠(大工さん)が丁寧な細工をした装飾が随所にほどこされています。
また、古い建物にも関わらず、丁寧に掃除をして磨きあげられていることにもお気づきになると思います。
近所のお若い方が、ほぼ毎週のようにボランティアでお越しになり、本殿の細部まで磨きあげてくださってます。

地元の皆様のご協力により、本殿は時代を越えても美しさを保っています。

本殿に施された装飾
萱の輪

本殿にかけられている丸い輪が、「萱の輪(かやのわ)」です。
髙岡神社では毎年夏に、半年間のけがれを清め、後の半年間健康でいられるようにというお祈りをこめて「夏越祭(なごしさい)」という行事を行いますが、このときに萱の輪も、新しいものに巻き直しをしています。