髙岡神社の平安杉

入り口にある「平安杉」はその名の通り、平安時代からこの地を見守ってきた、髙岡神社のご神木です。

樹齢850~950年、高さ約30メートル、幹の周囲は8.5メートルもあり、町の天然記念物にも指定されています。

平安杉を見上げると、龍の形になった枝がすぐに見つかります。

人の手で作られたものではなく、雨風などの自然の営みによって、長い年月をかけて自然と形づくられたものですが、昨年、地元岡山の天気予報番組でとりあげられたことがきっかけで、ご神木から今年の干支である龍が現れたと、非常に多くの方のご注目を集めています。

龍の形をした枝
平安杉の根元

平安杉の根元は写真のように2つの幹に分かれており、中にある大きな空洞を上から覗き込むことができます。

時間帯によっては、差し込む光の加減で、空洞の中にハートの形が見えたりするときもあります。また、中を覗き込むと木霊(こだま・木の妖精)の姿を感じるとおっしゃる方もいらっしゃいます。

平安杉の龍の枝の反対側には、来年の干支である巳(へび)の形をした白い枝もあります。

蛇の形をした枝

このように、平安杉は龍以外にも見どころ・拝みどころが満載です。
お越しの際は、ご参拝の前後に、ぜひゆっくり時間をとって、平安杉を眺めてみてください。